G021 ballroom dancing times 1973 June & July

投稿者: | 2020年3月2日

妻の実家から出てきた昔のダンシング・タイムズをパラパラめくりながら、思いつくことを書いています。

 

  1. 1973 June John and Joan Knight Latin Team
  2. 1973 July British Amateur
  3. 1973 July Michael and Vickie Green
  4. 1973 July Richard Gleave and Janet Wade
  5. 1973 July Rudolph Fallaway

 

 

1.1973 June
John and Joan Knight Latin Team

「4組のフォーメーション」競技会で優勝したチーム。

 

461 フォーメーション(Formation)

 

フォーメーションがいつ、どこで発生したかは定かではありませんが、1920年~1930年にはドイツ、イギリス、フランスで行なわれています。当時は4組で同じフィガーを同じタイミングで踊り、複雑な隊形の変化はありませんでした。今日では6組、あるいは8組が理想とされています。第二次世界大戦後、フォーメーションはさらに発展し、競技会が行なわれるようになり、英国では1957年のオープン・ブリティッシュから正式種目となっています。ラテンのフォーメーションが加わったのは1961年のブラックプールからで、以来、ブラックプールのプログラムに含まれるようになりました。(「熱心なダンサーへ贈る読むダンス用語集」より)

 

 

2.1973 July
British Amateur

説明には「Empress Ballroom で行われた British Amateur でワルツを踊る全出場者」とあります。

 

 

3.1973 July
Michael and Vickie Green

前年に続き、ブラックプールのアマ・ボールルームで優勝したマイケル&ビッキー。これを機にターンプロ。ターンプロ直後のデモをフィリス・ヘイラーさんの教室で見る機会がありましたが、その時、まさか将来、お二人にインタビュー(1986年のダンスファン誌)する機会が来るとは想像することさえできませんでした。

 

 

 

4.1973 July
Richard Gleave and Janet Wade

グリーブさん達がプロ部門で初優勝し、二人の時代は実質1981年まで続きます(1979年はマイケル&ビッキー・バーが優勝)。

 

 

 

5.1973 July
Rudolph Fallaway

フィリス・ヘイラーさんの3回目の記事にルドルフ・フォーラウェイが取り上げられています。画像左下に「ルドルフ」の由来が書かれています。それを知ったのは、後に出版され、この記事が収録された、“THE WORLD OF PHYLLIS HAYLOR AND BALLROOM DANCING” からでした。

 

619 ルドルフ・ロンデ(Rudolph Ronde)【ST

 

スクエアから男性が右足前進し、女性に左足を軸に右足を後方へロンデをさせフォーラウェイの形で終わる踊り方。このとき女性の右足は床を掃くようにロンデすることもできますし、床から離してロンデすることもできます。この中空に振り上げるロンデをエアリアル・ロンデ(Aerial Ronde)と言います。どちらの形をとるかは男性のリード次第です。ルドルフ・フォーラウェイ、あるいは単にルドルフとも言います。

 

★ルドルフは当然、映画俳優のルドルフ・バレンチーノから付けられました。バレエのスター、ルドルフ・ヌレエフ(Rudolf Nureyev)とはなんら関係ありません! (P.ヘイラー)

 

◆ルドルフ・バレンチーノ(Rudolph Valentino 1895-1926)はイタリア生まれの映画男優で、「グレート・ラテン・ラバー」のニックネームを持っていました。彼が主演の映画「黙示録の四騎士(The Four Horsemen of the Apocalypse、1921年作)」の中に酒場でタンゴを踊る場面があり、そこでこのロンデをさせるシーンが見られます。

(「熱心なダンサーへ贈る読むダンス用語集」より)

 

ハッピー・ダンシング!